近年の中小企業は、『手軽軸』『商品軸』『密着軸』という
3つの軸をすべて持とうとして、「安売り」「他にはない製品づくり」
「顧客に一歩でも近づきたい」といったように欲張りがちです。
何を軸に経営を行うかを決めることが、中小企業経営の成功への近道です。
その軸でどのような仕事をし、どのような雇用を行うかを徹底するべきです。
大手企業ならすべての軸で経営を続けることも可能かもしれません。
中小企業は、設備投資の資金も人材も限られる中で、
徹底した差別化を計り、ロスを減らすことで
軸のしっかりした骨太の経営が可能になるのです。
『商品軸』や『密着軸』をめざすのも良いでしょう。
例えば斬新なネジを開発することができれば、
その権利を大手企業に売って大量生産(手軽軸)に
つなげるといった戦略も生まれます。
自社がどこに軸足を置くかを意識しながら
将来の展望を考えることができれば、計画性を持った
効果的な広告をつくることも可能になるはずです。