♯02 中小企業の差別化戦略とは?(前篇)
2014年6月2日

 

中小企業の経営には「3つの軸による差別化戦略」が必要です。

 

1つめは『手軽軸』。「早い」「うまい」「安い」のように、

消費者が買いやすい商品を薄利多売する戦略です。

効率的に働ける人を雇用し、低コストで大量生産できる設備を整え、

価格競争にも積極的に取り組みます。

 

2つめは『商品軸』。オンリーワンの技術を持つ職人による独自製品や、

最新トレンドを取り入れた高品質な製品をつくって売る戦略です。

研究開発に注力し、人材は専門技術を磨くなどのスキルが重視されます。

また、オリジナルの機械を開発するなど高品質な製品をつくるための

設備が必要になります。価格競争とは一線を画した製品づくりをめざします。

 

3つ目は『密着軸』。顧客に「よく知ってくれていて、

かゆいところに手が届く」と思わせる戦略です。

いわゆる「町の電気屋さん」。顧客をよく研究しニーズに応えるためには、

人と接することが得意な人材雇用が必須です。

身近な顧客のニーズに応えられる設備を整えて経営展開します。

・・・・・(後篇)へ続く。